ちょっとね、自分なりにね、ある案件についてものすごく考えたんだ。
やっとわかった気がした。根底に何が問題があったのか。
多分、これね、現代の「闇」そのものの問題なんだと思うよ。
多分、この問題に日本人皆で見直さなきゃ、この問題は解決しない。
「自分関係ない」とか思う人がいるかもしれないけど、そんな人は絶対いない。
だって、ソクラテスになれる人はいないでしょ。
無知の知。
ソクラテスは自分がバカだと思い込んだ。
実際ソクラテスにはこの世の真理を解き明かす知性はなかった。
だからソクラテスは自分がバカであると公言した。
そしてソフィストたちは自分が賢いと認識した。
だからこそソクラテスを見下した。
でも、実際愚かだったのはソフィストだった。
ソフィストたちは自分の知っているものがどれほど狭い事なのか認識していなかった。
ソクラテスは自分が知っているものがどれほど小さいものなのか認識していた。
ソクラテスは、ソフィストを馬鹿にした。
ソフィストは、自分たちの愚かさを認めることはついぞできなかった。
ソクラテスは、ソフィストたちに訴えられ、獄死した。
要は、こんなこと。
今の日本人はソフィストだ。分かりやすく言えば、上から目線で物を語る人が多い。
自分が正しいと思う。
自分の世界こそが価値判断の全て。
だから他の人の言葉に耳を貸せない。
言っていることは正しいかもしれない。
でも多角的にみられない。
なにより致命的なのは、否定されることが許せない。
だから、自分と意見の食い違う人はみんな「敵」。
こんな人たちで話し合いをしても、何の意味もない。
って、的なことが昨日読んだ本に書いてあった。
よーく、分かった。
自分にもその部分はある。
でも、私は自分に対しての正しさが未だに見いだせない。
自分の言葉に責任は持つけど、確実性に自信がない。
断言が出来ない。
優柔不断。
どっちつかず。
事なかれ主義。
自分の褒め言葉が未だに見つからない。
だから、逆に「他人」を価値判断に基準に置きがち。
それはとても恐ろしいけど、一人ではなく、二人、三人、100人、いっそのこと一億人。
これだけの意見の審判が出来るということは、それは、それこそがソクラテス。
上から、ではなく、したから、対等に「人」を「思考」を「価値」を見れる。
こういう人、日本にいますか?
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